最近、動画を作成する際に視聴者を飽きさせないようにカット割りを増やしていて、服のレビューをする時は、全身・上半身のアップ・下半身のアップの3パターン撮影している。
その時に三脚の高さ調整をしないといけないんだけど、これが地味にめんどくさい。時間にすると1分ぐらいなので我慢出来なくもないが、コーデが変わるたびに高さ調整しないといけないので積み重なると結構時間を取られてしまう。というわけで撮影効率を少しでも良くするためにワンタッチで高さ調整できるSOONPHOのセンチュリースタンドを購入したのでレビューしていきたいと思う。

一脚は安定感に欠ける

まず最初に目をつけたのが一脚。三脚と比べて足が1本なので高さ調整の手間が少ない。
ただ自分の場合は自撮りに使う予定なので安定感も重要。そこで一脚のレビュー動画を見てみると、「フルサイズのカメラを載せても大丈夫」と言っている人が居たが、結構グラグラしていて何かの拍子で倒れないかハラハラした。また自撮りで使うならグラグラが収まるまで待たないといけないので効率も悪い。
自分の用途に一脚は合っていない気がしたので候補から外す事にした。

YouTuberがよく使っているのはベルボンのドリーポッド

YouTuberの人がどんな撮影機材を使っているのか気になったので調べているとベルボンのドリーポッドを使っている人が多かった。ちなみに、ドリーポッドには大型と小型の2種類あるが大型を使っている人ばかり。
「これ良いじゃん」と思ったが価格が約5万円とかなり高い。最近、カメラとレンズを買い替えたので少しでも出費を抑える為に他の商品を探してみることにした。


ドリーポッドに似ているSOONPHOのセンチュリースタンド

色々調べて見つけたのがSOONPHOのセンチュリースタンド。照明機材用のスタンドだがカメラを取り付けられるハンドルが付いている。見た目はドリーポッドと似ていて、しかも価格は約1万5千円とベルボンのドリーポッドの半額以下。
SOONPHOという謎の中華ブランドで不安だったが、調べてみると2012年に中国で設立された撮影機材メーカーでAmazonの商品ページを見ると12ヶ月のメーカー保証が付いているので初期不良で泣き寝入りする心配は無さそう。
「めっちゃ良いやつが見つかった」と喜んでポチった。

SOONPHOのセンチュリースタンドの概要
それではここからは購入したSOONPHOのセンチュリースタンドの概要をまとめていきたい。
上下に動くハンドルに色んなモノが取り付け可能

レバーを引っ張ると上下に移動できるハンドルがあり、先端のピンに照明機材だけでなくカメラの雲台も取り付け可能。

ピンの両端には1/4インチと3/8インチの取り付けネジが付いているので一般的な規格の雲台を取り付けられる。
全体の耐荷重は15kg
全体の耐荷重は15kg。ハンドルの耐荷重は書かれていないがライトを載せられるようになっているので5kgぐらいは大丈夫そう。試しに1kg程度のカメラ載せてみたが上下にズレる気配は無く余裕で支えてくれた。
高さは72.5㎝から240㎝で調整可能

80㎝のポールを付け外す事で高さが72.5㎝から240㎝まで調整できるようになっている。ポールの幅は3.5㎝でしっかりしていてグラつく心配は無い。
実際に使ってみた感想
それではここから実際に使ってみた感想をまとめていきたい。
ローアングルで撮影可能

普通の三脚だとローアングルにするのが難しいが、今取り付けている雲台だと高さ50㎝で撮影できる。ただ、自分はここまでローアングルで撮影しない。
想像以上に大きかった

商品ページを見て結構大きいだろうと思っていたが実物は想像の1.5倍は大きかった。特に足の幅が約90㎝と大きく6畳の部屋で使うには取り回しが大変。キャスターの動きは滑らかなので広いスタジオだと快適に移動できると思う。
ハンドルのレバーが硬い

ハンドルのレバーを引いてワンタッチで高さ調整できるが、このレバーが意外に硬い。重たい照明を支えないといけないので中のバネも強力なモノになっていて、自分はテニスをやっていて握力は強い方だと思うが固く感じる。非力な女性の方なんかは少ししんどいと思う。

あとレバーの引きが甘いとパイプのつなぎ目を移動させる時に引っかかりスムーズに動かない。
高さ調整がハンドルのレバーを引くワンタッチだけど余り快適では無かった。
動かす時にパイプのネジが緩みやすい

中心のパイプをグルグル回して取り付ける仕組みのせいで、カメラの向きを微調整しようとしてポールをひねるとポールが緩んでしまうことがある。
一番下のポールだと緩む心配は無いが少し低いので持ちにくい。
痒い所に手が届かない値段相応の使い心地

SOONPHOのセンチュリースタンドは見た目が5万円のドリーポッド同じにも関わらず価格は半額以下。久しぶりに掘り出し物を見つけたかと思ったが現実は甘くなかった。
もちろん三脚より高さ調整のスピードは早いが、使っていて些細なストレスを感じる事が多い。
- 6畳の部屋で使うには足が大きすぎて取り回しが大変
- ハンドルのレバーが硬い
- 動かす時にパイプのネジが緩みやすい
痒い所に手が届かない値段相応の使い心地で、お値段以上のお得感は全く無い。「もう少しお金を出してドリーポッドを買っておけば良かったかな」と使うたびに感じるので、近い内にドリーポッドを購入して違いをレビューしていきたいと思う。

