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α7C2を半年使ってみた感想|α6400から買い替えて感じたこと

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半年ほど前、ずっと使っていたα6400からα7C2(フルサイズ機)に乗り換えた。

理由は動画をもっときれいに撮りたいから。

α7C2は10bit 4:2:2撮影に対応していて色の階調や編集耐性が高く、思っている色味を出せるはず。あと、センサーサイズが大きくなるので暗い室内でも明るく撮影できる事も期待している。

それでは実際に半年使ってみてわかったことを正直にまとめていきたいと思う。

目次

室内動画撮影はフルサイズが圧倒的に有利

フルサイズに買い替えた一番のメリットは室内での動画撮影。同じ撮影環境でもフルサイズだと明るく撮影できる。

室内は思っているより暗い

まず部屋の中は自分が思っているほど明るく無い。

天井の照明を付けて、自分の目には普通に明るい部屋に見えていても、カメラからすると全然光が足りていないことがほとんど。よくカメラは光を撮っていると言われいるが、本当にその通り。光の量が少ないと何も撮れない。

なので、室内撮影においてはどうやって光を確保するかが重要になってくる。

動画は明るさ調整の自由度が低い

カメラにとって光が重要と説明したが動画は写真と違って光の確保が更に難しくなる。

まず、カメラの明るさは以下の3つで決まる。

  • シャッタースピード
  • F値
  • ISO

ただ動画に関してはシャッタースピードはフレームレートの2倍が基本。

  • 30fps → 1/60秒
  • 60fps → 1/120秒

なので、調整できるのはF値とISOの2つだけになる。

F値を下げるとボケすぎてISOを上げるとノイズが出る

まず明るさ対策でF値を下げると明るくなるがボケ感が強くなりピントの合う範囲が狭くなる。

α6400を使っていた頃はF1.8ぐらいまで絞りを開けると丁度いい明るさになった。たがピントが合う範囲が狭いのでレビュー動画なのに肝心の商品がぼやけてしまう所が不満。雰囲気のある映像かもしれないが、服のシワ感や素材感など細かいディテールが映らない。

レビューであれば商品は出来るだけくっきり写したいので余りF値を下げたく無い。

となると次の手段はISOを上げる事になるんだけど、α6400でISOを上げると一気に画質が荒れてノイズだらけになってしまう。とてもじゃないけど人様に見せれる映像では無くなってしまう。

動画撮影はセンサーサイズの差がモロに出る

写真であれば逃げ道が色々ある。

  • シャッタースピードを落として三脚を使う
  • RAWで撮影して後から明るさを調整する

だけど動画は設定の自由度が少ないのでカメラのセンサー性能がそのまま画質に直結する。

フルサイズのα7C2に買い替えてからは同じ撮影環境でも無理にF値を下げたり、無理にISOを上げなくても明るく撮れるようになった。

「カメラは光を撮っている。」と言われるぐらい光は重要だけど、室内となるとどうしても暗くなりがち。なので、室内で動画撮影するならフルサイズのカメラが圧倒的に有利だと思う。

撮影しやすさは最新機種のほうが圧倒的に上

センサーサイズが大きくなる事で明るい動画が撮影できるのはある程度予想していたが、半年使ってみてスペック表では分からない扱いやすさの部分が確実にアップしていたのでまとめていきたい。

AF性能が段違いに良い

一番びっくりしたのがAF(オートフォーカス)。

  • 被写体の追従がとにかく速い
  • ピントの迷いがほとんどない
  • 顔・目・頭の認識がかなり正確

服のレビュー動画は基本自撮りなのでピント調整はカメラのオートフォーカス頼り。特にボケ感が強いとピントが合っているかどうかが重要になってくる。α7C2に変えてからは撮影でちょこちょこ動いても「ピント合ってるかな?」という不安がほぼなく無くなった。

α6400を買った当時はブログ全盛期でYouTubeの方が少数派。なので、カメラは写真を撮るもので動画はおまけ程度の印象だった。今では逆転していてブログをやっている人なんか殆ど見ない。写真だけでなくカメラの動画機能も重要視されるようになってきて、ここ5年ぐらいでカメラの動画性能は格段に進化している気がする。

スマホを外部モニターにできるのが便利すぎる

自撮り撮影だとカメラと距離があるので構図やピントの確認がしづらい。

背面モニターだと画面が小さすぎるのでα6400時代は外部モニターをカメラの上に取り付けていた。だけどα7C2ではスマホをワイヤレス外部モニターとして使えるようになった。

  • 公式の専用アプリでワイヤレス接続
  • ケーブル不要で手元で確認できる
  • 撮影しながらスマホ画面で構図を確認できる
  • 録画開始/停止もスマホから操作できる

ワイヤレスでモニターの置き場所を気にしなくていいのが便利すぎて、もう外部モニターの有線接続には戻れない。

高画質にこだわると本体以外もメッチャお金がかかる

フルサイズにしたことで動画の画質が向上して大満足。ただ、その代償に想定以上に出費がかさんでしまった。

高画質で撮ろうとすればするほど、カメラ本体だけではなく周辺機材もレベルアップしないといけない。これは完全に盲点だった。

高速・大容量SDカードが必要

まず最初にぶつかったのがSDカード問題。

α7C2の最高画質であるXAVC S-I 4K(600Mbps)で撮影するには転送速度が速いV90対応の高速SDカードが必要になってくる。これがめちゃくちゃ高い。256GBで約3万円。しかも録画できるのは約1時間。

カメラを買って金欠なのでSDカード1枚に3万円は出せなかった。なので最高画質での撮影は諦めた。

動画編集用のハイスペックPCが必要

次に高画質で撮れば撮るほど編集の負荷が跳ね上がり、ハイスペックPCが必要になる問題。

最高画質から少し画質を落とした設定で撮影してみたが、そこそこ良いはずのPCを使っているにも関わらず編集画面ではカクつきが連発。カメラを買う前は「とりあえず一番良い画質で撮影しておいて、後から編集で何とかすればいいや。」と軽く考えていたが、かなりのハイスペックマシンじゃないと実現不可能。

カメラの性能を最大限使えなくて少し落ち込んだが、そもそも自分が撮っているのはYouTube用の動画。映画作品では無い。

ネットにアップした動画をストリーミングで見てもらう前提なので、あまりにデータ量が重いと視聴環境によってはまともに再生できない人も出てきそう。

最終的にはAVC S HD(50M 10bit 4:2:2)に落として撮影していて、

  • データ量は XAVC S-I 4K の約1/12
  • 編集もだいぶ軽くなる
  • 画質もYouTube用なら十分許容範囲

YouTubeならこれでいいと割り切りる事にした。

バッテリーと充電器が高すぎ問題

あとバッテリーがアホみたいに高い。フルサイズは消費電力も多いから大容量のバッテリーになるのは仕方ないが、1個1万円オーバーなのは納得いかない。流石に高すぎる。

とはいえ撮影中に電池切れになるのは避けたいから予備バッテリーはどうしても必要。他に選択肢が無いから買わざるを得ない。悔しい。

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さらに追い打ちをかけてくるのが充電器。こちらも1万円オーバー。普通の充電器がなんでこんなに高いのかと思いつつ、社外品は火事が怖いので純正を選んだ。「安心を買ったんだ。」と自分に言い聞かせているが未だに納得いかない。

フルサイズ用レンズは価格が1.5〜2倍

最後はレンズの話。価格に関してはAPS-Cと比べるとフルサイズは1.5〜2倍が当たり前。あと、せっかくフルサイズのカメラを買ったのにレンズを妥協するのはもったいないと思ってしまい、ついつい高いレンズを選びがち。

フルサイズの性能を最大限は発揮させようとするとカメラ本体だけでなく周辺機材もある程度のスペックが必要。

綺麗な映像を撮るにはお金がかかる。

フルサイズを半年使ってみて痛いほど実感した

ブログの写真ならフルサイズじゃ無くても良い

ここまでフルサイズの良い話ばっかりしたが、何でもかんでもフルサイズじゃないとダメというわけではない。ブログ用の写真くらいであればα6400(APS-C)でも全然戦える。

  • RAWで撮っておけば多少雑に撮っても後から調整できる
  • シャッタースピード・ISO・F値で明るさもコントロールしやすい

元々α6400を使っていた時も写真に不満は無かったし、実際にフルサイズのα7C2を使ってみてブログやSNSに載せるサイズであれば違いは余り感じない。

  • ブログ・SNS用の写真がメイン
  • 印刷や大判プリントをあまりしない

こういう方は無理してフルサイズに移行する必要は無いと思う。

まとめ

最後にα7C2を半年使った今の結論をざっくりまとめるとこんな感じ。

(室内で動画撮影をしたい人)

フルサイズにするメリットはめちゃくちゃ大きい。特に暗所耐性の違いをかなり実感できる。

(外撮り・SNS用の写真中心の人)

APS-Cでも十分やれる。ブログ・SNS用の写真ならフルサイズじゃ無くても良い

(高画質を追い求める人)

カメラ本体だけでなく、SDカード・PC・バッテリー・レンズなど機材一式にお金がかかる前提で考えたほうがいい。

α6400からα7C2に乗り換えて半年たったが、自分と同じように室内でYouTubeを撮ったりする人にはフルサイズを本気でおすすめしたい。

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