MENU

【HOKUTO防湿庫レビュー】無くても困らないけど有ったら便利!

当ページのリンクには広告が含まれています。

最近、フルサイズのカメラとレンズを買った。カメラは26万円・レンズは中古だが12万円。合計38万円。自分にとっては高額なカメラとレンズなので大切に保管したい。という訳で防湿庫を購入したのでレビューしていきたい。

目次

ドライボックスは防湿剤の交換を忘れる

これまでプラスチック製のドライボックスを使っていたが防湿剤の交換を忘れる事があった。今は定期的にカメラを使っているので大丈夫だが、カメラを買った当時は数ヶ月カメラを使わず気がついたら防湿剤が湿気でパンパンになっている事もしばしば。

防湿剤は半年に1回ぐらいを交換しないといけないが半年に1回のペースだからこそ交換を忘れやすい。自分はあんまりマメな方では無いので新しいカメラとレンズを買ったタイミングで防湿庫を買うことにした。

カメラとレンズは高値で売れる

カメラとレンズを大切に保管するメリットは他にもある。それは意外に高値で売れること。

買い替えの際にカメラのキタムラで今まで使っていたカメラとレンズを売却したが、思っていた以上に高値で売れて驚いた。

  • ソニーのα6400:(購入価格)約10万円→(売却価格)約5万円
  • シグマのレンズ:(購入価格)約4万5千円→(売却価格)約3万円

最近買ったカメラとレンズもいつかは売却することになると思う。その時に少しでも高値で売れるように防湿庫で大事に保管したい。

HOKUTO HS-25Lを選んだ理由

今回、HOKUTOというメーカーの一番下のHSグレードの25Lを購入したので選んだポイントをまとめていきたいと思う。

グレードは3種類

HOKUTOの防湿庫には3種類のグレードがある。

  • HS(入門機)
  • HP(ミドルエンド)
  • HB(ハイエンド)

主な違いは以下の表のとおり。

項目HSシリーズHPシリーズHBシリーズ
湿度制御方式つまみで手動調整全自動除湿全自動除湿
内蔵USB充電ポート×
消耗品交換湿度計の電池交換
容量25L、41L、51L38L、48L、68L、88L50L、68L、88L、102L
価格約9,000円~約18,000円~約23,000円~

最小サイズで安易にカメラ・レンズを増やさない決意表明

防湿庫を買うに当たって最初に注目したのは容量。

自分のカメラの使用用途は動画撮影とブログ用の写真撮影で、今のところカメラ1台・レンズ1本で事足りている。ただ、今後カメラやレンズが増える可能性はゼロではないし、防湿庫は頻繁に買い替えるものでも無い。なので大きいサイズを買うか迷ったが、安易にカメラ・レンズを増やさない決意表明としてカメラ2台収納できる25Lを選んだ。

湿度調節が手動

防湿庫の湿度調整は手動と全自動の2種類ある。

マメな性格では無いのと無駄なタスクを減らしたいので全自動除湿にしたかったが、HOKUTOには25Lで全自動除湿モデルが無かった。Re:CLEANという他のブランドに25Lの全自動除湿モデルがあったがHOKUTOより約3,000円高い。

「頻繁に買い替えるものでも無いし、3,000円ぐらいだったらRe:CLEANの全自動除湿にしようかな。」と思ったが、最近カメラとレンズを買い替えたばかりで出費がかさんでいる。なので少しでも節約する為にHOKUTOの手動タイプを選んだ。

実際に使ってみた感想

それではここからHOKUTOの防湿庫を使ってみた感想をまとめていきたい。

湿度計の精度が怪しい

防湿庫に付属している湿度計を見てみると「これ大丈夫なの?」と感じるぐらい作りが安っぽい。なので家にある別の湿度計と比較してみると、写真を取った時は2%ぐらいの差だったが酷い時は8%違う時があった。どちらが正確な湿度なのだろうか。

色々調べてみると、そもそも湿度を正確に計測する事が意外に難しいらしい。

  • 同じ防湿庫内でも湿度計を置く場所によって湿度が変わる
  • 1,000~2,000円程度の市販の湿度計だと±5%の誤差がある

高い湿度計を買えば正確な数値がわかるかもしれないが、一万円以下の防湿庫に高い湿度計を買うのはアホらしい。せっかく防湿庫を買ったんだからカメラやレンズに最適な湿度をキープしたいが、数値にこだわり過ぎない方が良いことがわかった。

実際に防湿庫メーカーが謳っているカメラやレンズを保管するのに適した湿度は30~50%と意外に幅がある。なので、湿度計の数値はあくまで目安程度に受け止めて、30~50%の範囲内だったらOKぐらいで向き合うのが丁度いい気がする。湿度調整が手動だが頻繁に調節する必要は無ささそうでホッとした。

置き場に困った

HOKUTOで一番小さい25Lを選んだが意外と置き場に困った。

まず25Lでも意外に大きく場所を取るし、防湿庫に引き出しが無いので床に置くとカメラの出し入れがやりにくい。あと、コンセントの近く置かないといけなくてし、電源ケーブルの処理が地味に大変。

無駄に大きいサイズを選ばなくて本当に良かった。

内蔵USB充電ポートは無くて良い

防湿庫内に内蔵USB充電ポートが付いていないが特に不便だと感じなかった。そもそも小さい防湿庫なので収納スペースに余裕が無いし、引き出しが付いていないので出し入れがやりにくい。なので、内蔵USB充電ポートが付いている方が良かったとはならなかった。

それよりも急速充電器で充電時間を短縮した方が便利だと思う。ちなみに自分が使っているのはソニー純正のバッテリーと充電器。それぞれ約1万円と足元を見た価格設定になっている。

棚の強度が弱い

防湿庫の左側に棚があるが強度が弱い。一応、金属製の棚なので折れる事は無いと思うが、板が薄いのでカメラを置くと若干曲がる。落ちないか不安なので自分はここにカメラを置く気にはならない。なので、棚には軽めのレンズやマイクなどの備品を置くのがちょうどいいと思う。

無くても困らないが有れば便利な防湿庫

ドライボックスから防湿庫に買い替えてみて劇的な変化は正直無いが些細な手間が減ったので良い買い物だったと思う。

ドライボックスだと湿度計が箱の横についていたり箱の中で転がっていたりして湿度チェックが地味にめんどくさい。また、カメラやレンズを複数個入れていると、カメラを出し入れする時に中で動いてしまい他のカメラやレンズに当たってしまう事がある。一方、防湿庫は湿度計が目に入りやすい場所にあるし、防湿剤を交換する必要が無い。また、防湿庫内でレンズが転がる心配も無い。

ドライボックスを使っている時は特に気にならなかったが、いざ小さなストレスが無くなると思っていた以上に快適だった。

初めてカメラを買う時はカメラに飽きる可能性があるので処分しやすいドライボックスの方が良いと思う。フルサイズのカメラに買い替えたり複数台のカメラやレンズを使い分けるようになったら防湿庫にステップアップするのが良いと思う。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次